ハッピーでサイエンスな映画を見に行った話
フバ食放(フライドポテトバイキングで食べ放題)アドカレ3日目です
誰がなんと言おうと3日目です。
こんにちは、バーポテです。
3年くらい前に買ったあまりおいしくないマシュマロをようやく消費しました。
頑張った。えらい。
どうでもいいのですが、最近私の中で映画がプチブームです。
近所徒歩数分のとこに割と大きい映画館ができた、そもそも好きなコンテンツの映画化が多かった、もろもろのアレで両隣空きが確定してるなどで、今年入って6作品ぐらい見た気がする。
ちなみにつくば時代4年間で見たの7作品だ(しかもうち5作はキンプリだ……)
というわけで今回は、その中でも某新興宗教の映画を見に行った話です。
一応のアレですが、別に信条とかその辺りに対してどうこう突っ込もうとかいう話ではなく、単に「1つの映画作品」としていろいろ言ってると思ってください。今回はそういう記事です。
内容は、一人の少年が教祖になるまで……みたいなストーリー(多分自伝をいろいろアレンジしたものな気がする)の映画。
一言で感想を言うなら「なんだこれ……」でした。
勝手に宗教ムービーで超越人力みたいなの想定してたので、そこまで教義ドーーーン!!!みたいじゃなかった……って感じ。
「主人公が、紆余曲折して宗教家になるまで……」みたいなあらすじ書いてあるけど、ストーリの9割紆余曲折パート。(残り1割は既に宗教家として大成功した姿)
なんというか、映画の体感6割がビジネス物語。
大きく分けると幼少期(ガリ勉少年時代)、大学期(トップ大でまじめに勉強する)、社会人期(商社で働いてる)の3パートで、大学期~社会人期でちょこちょこ宗教要素が入ってくるみたいなノリ。この社会人期がめちゃくちゃに長い。
最後に俺、教祖になるわ!って会社辞めるけど、「おお、ここから教祖生活が描かれるぞ……」ってワクワクする間もなく、まさかのここからは超スピードのダイジェスト版でお送りされる。(しかも、実際の写真のスライドショーになったりする)
マジで「なるまで」しか描かないんだ……って思った。
なんなんだろうな、宗教映画として見るにはビジネスマン要素が強すぎるし、ビジネス映画にしては普通に宗教要素が強い気がした……「ビジネス宗教映画」とかじゃなくて。
大学時代に唐突に霊からの声が聞こえるようになるんだけど、「お告げが聞こえるようになる」と、「社会人としてめちゃくちゃに出世していく」は分断されているような感じがしたんですよね。
「霊的に位が高いから、社会人として出世していった」じゃなくて、「ビジネスマンとしてすげー奴が、霊的に位が高い」って感じ。
幼少期~大学期(まだ霊に目覚める前)に、「主人公はめちゃくちゃ努力をして成りあがる人だぞ」っていうのが描かれてるせいで、ビジネスマンとしての成功も、主人公の努力故(霊的に関係なく)なんだろうな……って思えてしまう。
かといって宗教家になるために持ち前の努力!みたいなのが発揮されるシーンはあまりなくて(どちらかというとこの辺を頑張ったのは家族)、ほえ……ってしてたら終わった感じ。
とはいえ、自分の夢のために協力してくれる人望があるのはすごいっす。お父さんめちゃくちゃすんなり霊が見えること受け入れてくれてビビった。理解のある親、うらやましいね。
最終的に悪霊の金縛り的なアレにあって、「こんなにすげー悪霊が来るってことは、俺、本物の教祖なんじゃね??」って自覚して脱サラ。最大の決め手が悪霊なら、こいつが大学時代にきてたら大学卒業後即教祖になってたんか……?って感じがしてしまう………………
この悪霊「お前すげーんだから普通にビジネスマンとして生きろよ」とか言ってくるんですけど、それを上司に言われる(そしてそいつが悪霊に憑かれてる!なんてこった!)みたいなストーリーだと、もっと社会人生活に意味を持たせられたのかな……って感じはした……。
いろいろ言ったけど、宗教パートは当然面白いし、ビジネスパートも普通に王道で行くので普通に面白かったです……。ただギアの入れ替えが急に来るのですげージェットコースタームービーみたいな楽しみ方をしてしまった……。
完全に私が悪いんだけど、この前に「星の子(新興宗教にハマった一家の話)」見たせいで、そういうコテコテ宗教のノリを期待してしまってたのもある……。これは私が悪い……。星の子の「そういう宗教施設ありそう」感はすごかったので、そういうの見たい人はおすすめです。(そうじゃなくても面白いのでお勧めです。そこそこに精神はえぐられるけど。芦田愛菜ちゃんはかわいい。)
あと、この映画、絶対そういう教訓を受け取るものじゃなさそうな気がするけど、「思い切りって大切なんだな」って思った。
結局世の中ってぼけーーっとしてたら「やりたくない(やらなくていい)理由」ってのがぽこぽこ出てくる割に、「なんであれやってない(できてない)だろ……」って気持ちはずーっと残るんですよね。
当然、思い切ってやった先の後悔とかつらさとかはあるんだろうけど、ずーっと「やってたら、別の人生歩んでたらできてたかもしれない……」ってもやもやした気持ちを抱えるよりはいいのかもしれない…………。
そういう意味ではこの映画、宗教家としては成功シーンしかないようなものなので、めちゃくちゃいいのかもしれない気もした。
全体として言いたかったのはこの辺なので、あとはちょこちょこ思った点について…………
- ラブストーリーが突然すぎる
ただでさえ宗教要素とビジネス要素でジェットコースターなのに、実はさらにここにラブストーリーまで加わってくるので、よりジェットコースター感が増してた。
しかもここで人生の伴侶を見つけるとかでもない。
しかもラブストーリーの癖がすごい。特に話したこともない女子の家に平安貴族もびっくりのポエム送るし、哲学科の卒業論文か?みたいな論文も送る。申し訳ないけど怖い…………………………怖くない……?
- ニューヨーク編がハメ込みすぎる
ビジネスマンとして成功して、ニューヨーク出張に行く主人公。
そのニューヨーク編の映像がまさかのハメ込み。予算ェ……
会社から見える全く動かないニューヨークの景色は見所です(見どころにするな)
- 挿入歌が謎すぎる
ストーリーの中にちょこちょこ入ってくる挿入歌も謎すぎる。
話の要所要所で歌謡曲的(心の中でジェネリックさだまさしと呼んでる)な曲が流れてくる豪華仕様。
この挿入歌、メロディはいいが歌詞が謎すぎる。特にニューヨーク編。
「ジャパニ~ズタイガ~~(カタカナ英語)」ってなんだよ。
めちゃくちゃまじめなシーンなのに、この曲が来るし、映像ハメ込みだわで、笑ってはいけないニューヨーク編かよって気持ちになる。
AmazonMusicにあったから共有しておくね。
- 霊言集の出版の断られる理由が「霊がえらすぎる」
怪しいとかじゃなくてそこなんだ……って思った
確かにキリストとかなので偉すぎるっちゃあ偉すぎるが
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明日(というか昨日)は飴ちゃん秘話か何かです。
(もしかしたら土曜日分を先に書くかも)
ありがとね~~